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【東京都世田谷区】2025年に100年を迎えた東急電鉄「世田谷線」で神社仏閣巡り。フォトジェニックな松陰神社駅~宮の坂駅を歩く。

三軒茶屋駅から下高井戸駅を結ぶ、約5kmに10の駅がある東急電鉄「世田谷線」。東京に住んでいても乗ったことがない、というよりも知らない人も多いんじゃないだろうか? 東京さくらトラム(都電荒川線)とともに東京都内に残っている数少ない路面電車(軌道路線)。とはいえ、東京さくらトラムとは違い、道路上を走行する併用軌道はほぼなく、若林踏切(西太子堂5号踏切)を除いて全線が新設軌道になる。また、今年2025年に開通100周年を迎え、沿線各所ではイベントなども開催されている注目の鉄道だ。

世田谷区民にとっては欠かせない生活の一部であり、2両編成の可愛らしい電車は鉄道ファンからも人気が高い。沿線には神社仏閣も多く、昔ながらの商店街も残り、そこに隠れ家的なお洒落カフェもあり、若い写真好きやお散歩好きも多く訪れている。また、Instagramでフォトジェニックな招き猫のお寺として「豪徳寺」に注目が集まり、近年では日本国内のみならず海外からも観光客も多く訪れるエリアとなっている。

今回は、そんな世田谷線の松陰神社駅から宮の坂駅にある神社仏閣を紹介していこう。

吉田松陰先生お奉りする「松陰神社」

明治維新の立役者として有名な伊藤博文等数多くの逸材を育てた教育者、吉田松陰先生を祀った神社が「松陰神社」。主宰していた私塾「松下村塾(しょうかそんじゅく)」は有名。その弟子たちが安政の大獄により江戸で処刑された松陰先生を長州藩の下屋敷のあったこの地に埋葬し、明治15年に松陰神社を創建。吉田松陰先生にあやかり、学力向上や合格祈願のご利益があると言われている。

場所は、東急世田谷線「松陰神社駅」から商店街を抜けて徒歩3分。入口には風格のある鳥居があり、参道からまっすぐに御社殿へと続いている。また、ご祈祷については、お宮参り、七五三参り、厄除け、合格祈願などのほか、クルマごとお祓いをしてくれる自動車祓い(交通安全祈願)も行っているのでクルマ好きにもぜひ訪れてもらいたい場所。そのほか、御朱印帳や絵馬、おみくじなども豊富に揃っている。

そして、ぜひ訪れてもらいたい場所が境内の奥にある。吉田松陰が主宰していた松下村塾を再現した建物だ。また境内には、ブロンズで作られた吉田松陰像もあり、境内の左奥には吉田松陰先生をはじめ、政の大獄に連座した頼三樹三郎、小林民部などが眠る墓苑もある。

■松陰神社 データ■
〒154-0023 東京都世田谷区若林4-35-1
TEL:03-3421-4834
神社開門時間(参拝可能時間):午前7時~午後5時(通年)
お守り、お神札受付時間:午前9時~午後5時(社務所休務日を除く)
ご祈祷(社殿でのお祓い)受付時間:午前9時~午後3時50分(恒例祭典時及び社務所休務日を除く)
https://www.shoinjinja.org/
※執筆時の内容となりますので、詳しくはウェブサイト等でご確認ください。

都内唯一で唯一残る、大名領の代官屋敷、重要文化財 都史跡「世田谷代官屋敷」

東急世田谷線「上町駅」から徒歩5分ほどの場所には、昭和53年(1978)1月21日、住宅建造物としては都内で初めて国の重要文化財に指定された「世田谷代官屋敷」がある。世田谷代官屋敷は、江戸時代中期以来、彦根藩世田谷領20ヵ村の代官を世襲した大場家の居宅兼役宅で、大場代官屋敷とも呼ばれ。大名領の代官屋敷としては都内唯一の存在であり、その由緒により、昭和27年(1952)11月3日、「都史跡」に指定。さらに近世中期の代表的上層民家としてよくその旧態を保存し、貴重な建造物であるとの理由で、国の重要文化財にも指定さえている。また、代官屋敷の敷地内には、世田谷区立郷土資料館もあるので、世田谷区の歴史にも触れられる場所だ。

■世田谷区立郷土資料館
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1-29-18
電話番号:03-3429-4237
開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:毎週月曜日、国民の祝日(月曜日が祝日の場合はその翌日も)、年末年始(12月29日~1月3日)
※館運営・工事等の都合により、休館日を変更することがあります。
入館料:無料
https://setagayadigitalmuseum.jp/kyoudo/
※執筆時の内容となりますので、詳しくはウェブサイト等でご確認ください。

住宅街の中に広がる静かな時間「延命山勝光院」

上町駅から宮の坂駅へ向かう途中にあるのが「延命山勝光院」。曹洞宗の寺院で、緑豊かな境内には世田谷銘木百選の木々もあり、竹林と竹垣のある風景は「宮ノ坂勝光院と竹林」として「せたがや百景」に選定されている。

境内の土俵では奉納相撲も行われる「世田谷八幡宮」

宮の坂駅からすぐの場所には、勝運と開運のご利益がある「世田谷八幡宮」がある。世田谷八幡宮は、相撲の名所としても知られており、境内には土俵があり、奉納相撲も行われ、江戸時代には江戸三代相撲とも称された。

招き猫発祥の地としても知られる「豪徳寺」

宮の坂駅から世田谷八幡宮方面と逆に少し歩くと現れるのが招き猫でも有名な「豪徳寺」。同名の駅として、東急世田谷線「山下駅」と乗り換えが可能な小田急電鉄小田原線「豪徳寺駅」もあるが、そちらの駅からは少し歩くことになるので、訪れる際は世田谷線の宮の坂駅または上町駅が近いだろう。

正式名称は「大谿山(だいけいざん)豪徳寺」で、文明12年(1480年)に世田谷城主の吉良政忠が亡くなった伯母のために創建した臨済宗の弘徳院が前身とされ、その後に曹洞宗に改められる。彦根藩主・井伊家の江戸における菩提寺となり、2代藩主・井伊直孝の戒名「久昌院殿豪徳天英大居士」にちなんで豪徳寺と改号されたと言われる。

招き猫発祥の地についても井伊直孝と深く関係があり、鷹狩りに出かけた帰り道nい小さな寺の前で小さな猫に手招きされ、それに導かれて寺の中で休憩すると雷雨となり、住職の愛猫「たま」のおかげで落雷の難を逃れ、説法を聞けたことに仏の因果を感じ、荒れた寺を改築し、井伊家の菩薩寺になったと伝えられている。

そんな豪徳寺を有名にしたのが、たまを招福猫児(まねきねこ)として祀っている招福殿。お堂の横にある奉納所には、ひしめき合うように招福猫児(まねきねこ)があり、それを目当てにこの地を訪れる観光客も多い。境内も美しく、また周辺エリアには猫みやげ&猫グルメも多いので、猫好きにとっても楽しめるだろう。ちなみに運が良ければ、招き猫のラッピングが施された世田谷線の車両も走っているので、見たり、乗ったりすることもできる。

今回は、世田谷線の中でも松陰神社のある「松陰神社駅」から、豪徳寺の最寄りになる「宮の坂駅」の神社仏閣を紹介。世田谷線は、全長5km程度で、1駅の間隔は1kmに満たないのでお散歩にも最適で、途中にはカフェなども多いので、ぜひ訪れてほしいスポットだ。

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